草間 彌生さんの最新アート展示会の2つの作品を写真付きでご紹介します。ラスベガスのベラージオカジノの詳しい解説付きです。

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昨年12月から草間 彌生さんのアート作品展がラスベガスのBellagio Gallery of Fine Artというカジノリゾートで展示会を行なっており、現在も展示中だ。今回の展示では目玉となる2点の作品が展示されている。その一つはInfinity Mirrored Room: Aftermath of Obliteration of Eternity(無限のミラールーム、永遠の忘却の余波)というテーマで、金色のランタンが鏡が張り巡らされた室内いっぱいに広がり、暗闇に落ちて行く寸前の空間に美しいシンメトリックな模様を描き出している。見る人は部屋に入って中央の台に立つと、光とその反射が包み込む無限の水平線に包まれるような感覚になる。草間 彌生さんの芸術哲学として人をポルカドット模様の、その中の一つに過ぎないというが、この鏡は宇宙の端まで伸びて行くような無限の感覚を味あわせてくれるものだ。この中に立っていると、自分という存在も、自分がどこにいるのかも忘れてしまう。草間 彌生さん自身はこの作品について、めまいのするような、ワクワクするような「自我の忘却」という。この光と闇の織りなす幻想的な空間は、命のサイクルや時間というもののを思い起こさせてくれる。

Infinity room exhibit

もう一つの作品は、Narcissus Garden(ナルキッソスの庭)と名付けられた、鏡面加工の球体がごろごろと床に並べられている作品だ。この作品では鏡を使うことで、物質的な世界を抜け出し、光と心理の奥に迫るような、草間 彌生さんのはじめての作品である。参加者がその中に入ると、自分たちが作品の一部になる。もともとこの作品は1966年のもので、ヴェニスに非公式の形で参加したものだ。その時はイタリアパビリオンの前の芝生に設置していた。そこには「ナルキッソスの庭」「ご自身のナルシシズム販売中」と書かれていた。その間草間 彌生さんは着物姿でたち、球体を一つ$2で販売されていた。この成功が元になり、ニューヨークでの活動に注力されることになった。

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この作品を展示しているBellagio Resort & Casino, Bellagio Gallery of Fine Artはラスベガスでも特別な展示スペースとして、1998年の解説以来多くの有名な作品を集め、来場者の目を楽しませている。日本ではベラージオカジノとして、カジノの本場のラスベガス観光に欠かせない場所として、また初心者でも問題なく楽しめる場所として人気がある。1泊2−300ドルから泊まれる手軽さと、有名な噴水ショーやレディガガのショーなど人気のショーを楽しめる高級リゾートとして、日本の家族連れにも人気のあるホテルになっている。オンラインカジノに押され気味のカジノ業界と言われるが、五感で楽しむエンターテイメントはネットでは不可能であるだけに、その雰囲気、匂い、音、空間そのものを楽しませてくれるのは面白い。日本でも大人気のシルクドゥソレイユのショーが楽しめるのも、日本人観光客を魅了し続ける理由だろう。