草間彌生 わが永遠の魂 YAYOI KUSAMA : My Eternal Soul

みどころ

稀代の天才芸術家草間彌生の全貌にせまる!

世界を舞台に活躍する前衛芸術家、草間彌生。
1950年代後半に単身ニューヨークに渡って以降、絵画、彫刻、インスタレーション、映像、
さらには小説や詩に至るまで、広範な活動を展開してきました。デビュー以来一貫して
時代の最先端を走り続け、今もなおその創作意欲はとどまるどころか、さらに加速しています。
近年では欧米、中南米、アジア、そして日本など世界各地で大規模な個展を次々と成功させており、
今や「日本が生み出した最も傑出したアーティスト」といっても過言ではないでしょう。
今回の展覧会では、2009年から草間が精力的に取り組んでいる大型の絵画シリーズ
「わが永遠の魂」を中心に据え、一挙約130点を日本初公開。
さらに、初期から現在に至る創作活動の全貌を総合的に紹介します。
草間芸術の魅力を余すところなく伝える集大成となる展覧会に、どうぞご期待ください。

草間彌生

みどころ01

圧巻の最新作「わが永遠の魂」を
一挙初公開!

草間彌生が2009年から意欲的に取り組んでいる大型の絵画シリーズ「わが永遠の魂」から厳選した約130点を一挙に公開。全作品が日本初公開となります。

みどころ02

稀代の天才芸術家、
草間彌生の全貌を紹介!

国内での活動を経て、1957年に渡米、15年間にわたりニューヨークで活躍。高い評価を得て、活動の場を東京へ移した後も、世界を舞台に活躍し続ける前衛芸術家、草間彌生。代名詞ともいえる水玉をモティーフとした作品やネット・ペインティング、ソフト・スカルプチュア、無限の鏡の間など、多岐にわたる草間芸術の全貌を、初期から最新作まで、たっぷりと紹介します。

みどころ03

世界のKUSAMA、
過去最大級の個展が東京で実現!

「世界で最も影響力のある100人」(2016年、米『タイム』誌)に日本人で唯一選出、「世界で最も人気のあるアーティスト」(2014年、英『アート・ニュースペーパー』紙)に選出されるなど、世界有数の実力と知名度を誇る草間彌生。テート・モダン(ロンドン)やポンピドゥ・センター(パリ)など世界に名だたる美術館での個展を成功させ、中南米やアジア、北欧でも大規模な個展を行うなど、多くの人々を魅了し続けています。国内で過去最大級の個展が、ついに東京で実現します。

初期作品

幼少の頃より絵を描くことが好きだった草間彌生は、京都市立美術工芸学校で日本画を学び、故郷の松本で創作活動を開始しました。1950年代に描かれた作品は、抽象的でありながら、動植物、人間、天体、都市など、多岐にわたるモティーフをテーマに、生命感と宇宙的な広がりを感じさせます。批評家・瀧口修造らに高く評価され、東京でも何度か個展を開催しました。

  • 《残夢》1949年 《残夢》1949年
  • 《太陽》1953年 東京国立近代美術館蔵《太陽》1953年 東京国立近代美術館蔵

ニューヨーク時代

1957-1973

日本での芸術活動に限界を感じた草間は、1957年秋に単身アメリカに渡り、翌年にはニューヨークに居を移します。草間が最初に高い評価を受けたのは、巨大なカンヴァスを小さな網目状のストロークで埋め尽くした、中心も際限もなく、構成を排除したモノクロームのネット・ペインティングでした。その後、男根状の突起を家具などにびっしり貼り付けたソフト・スカルプチュア、同一物の集積/反復によるアキュミュレイション、オブジェやイメージによって空間を埋め尽くすエンヴァイラメント(インスタレーション)、ハプニング(パフォーマンス)など、性や食品に対するオブセッション(強迫観念)を主題とした先駆的な作品を矢継ぎ早に発表し、注目を集めます。

  • 《No. AB.》1959年 豊田市美術館蔵《No. AB.》1959年 豊田市美術館蔵
  • 《The Man》1963年 広島市現代美術館蔵《The Man》1963年 広島市現代美術館蔵
  • 《トラヴェリング・ライフ》1964年 京都国立近代美術館蔵 撮影:上野則宏《トラヴェリング・ライフ》1964年 京都国立近代美術館蔵 撮影:上野則宏
  • 《自己消滅(網強迫シリーズ)》1966年頃《自己消滅(網強迫シリーズ)》1966年頃

東京時代

1973-1990s

体調を崩し、1973年に帰国した草間は、東京で入院生活を送りながら活動を再開します。絵画や彫刻、インスタレーションにおいては、水玉、ネット、男根状の突起などの従来のモティーフを大胆に再解釈し、具象的なイメージと組み合わせた色彩豊かな作品が生み出されました。コラージュ、版画、小説や詩といった文学作品など、新しい分野にも挑戦します。性と死、無限の宇宙などの普遍的なテーマにもとづくこれら作品は、率直な表現によって新しい観客を獲得しました。コラボレーションやタイアップも数多くおこなわれ、草間の作品世界はますます広がりました。

  • 《自殺した私》1977年 東京都現代美術館蔵《自殺した私》1977年 東京都現代美術館蔵
  • 《ドレッシング・テーブル》1990年 一般財団法人草月会蔵(東京都現代美術館寄託) 撮影:上野則宏《ドレッシング・テーブル》1990年 一般財団法人草月会蔵(東京都現代美術館寄託) 撮影:上野則宏
  • 《天上よりの啓示》1989年 東京国立近代美術館蔵《天上よりの啓示》1989年 東京国立近代美術館蔵
  • 《黄樹》1992年 フォーエバー現代美術館蔵《黄樹》1992年 フォーエバー現代美術館蔵"
  • 《かぼちゃ》1999年 松本市美術館蔵《かぼちゃ》1999年 松本市美術館蔵

無限の鏡の間

草間芸術の醍醐味のひとつ。無限に反復し増殖する世界を表現する素材として鏡が導入されたのは、1965年のニューヨーク時代にさかのぼります。全面鏡貼りの暗闇の中、無数の小さな光がきらめく空間で、鑑賞者自らが作品の一部になるような感覚を体験できます。

  • 《生命の輝きに満ちて》2011年 Courtesy of Ota Fine Arts, Tokyo / Singapore; Victoria Miro Gallery, London; David Zwirner, New York © YAYOI KUSAMA《生命の輝きに満ちて》2011年
    Courtesy of Ota Fine Arts, Tokyo / Singapore; Victoria Miro Gallery, London; David Zwirner, New York © YAYOI KUSAMA

巨大なかぼちゃ

屋外展示場には、高さ4.5m、幅5mの巨大な水玉柄かぼちゃが出現します!

《南瓜》2007年 フォーエバー現代美術館蔵

特設ページ「わが永遠の魂」

2009-

特設ページ「わが永遠の魂」はこちら ⇀

「わが永遠の魂」は、2009年に着手され、現在も描き続けられている大作絵画の連作です。初期にはF100号(162.0×130.3cm)やS100号(162.0×162.0cm)も見られましたが、現在ではS120号(194.0×194.0cm)にほぼ統一された正方形のカンヴァスに、アクリリック(アクリル絵具)を用いて、色彩豊かな画面が驚異的なハイペースで次々と生み出され、500点に及ぶ最大のシリーズとなっています。この連作の特徴は、驚くべき多様性です。具象的なモティーフと抽象的なパターンを自在に往還しながら更新され続ける作品群は、草間彌生の芸術の集大成であり、天才的な創造性を体現するものと言えるでしょう。

  • 《しのびがたい愛の行方》2014年《しのびがたい愛の行方》2014年
  • 《いまわしい戦争のあとでは幸福で心が一杯になるばかり》2010年《いまわしい戦争のあとでは幸福で心が一杯になるばかり》2010年
  • 《原爆の足跡》2016年《原爆の足跡》2016年
  • 《私に愛を与えて》2015年《私に愛を与えて》2015年

©YAYOI KUSAMA

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